岐阜県行政書士会岐阜支部主催 相続・遺言グループ研修会 第1回目に参加しました。

岐阜県行政書士会岐阜支部主催の相続・遺言グループ研修会 第1回目に参加しました。

相続業務専門で15年のキャリアをお持ちの先輩行政書士の先生を座長として、
相談対応時の注意点や受託してから何をすべきかということを中心に学びました。

もも行政書士事務所は弁護士事務所岐阜みなみ法律事務所)との合同事務所のため、
相続にかかわるお手伝いをさせていただくことがあります。

また、以前の行政書士会主催の無料相談会の際や、
私的に同業の方と相談会を開催した際にも、
相続や遺言に関するご相談が最も多かった経験があります。

やはり、財産を子孫にどのように遺すか、
遺された財産を遺された者たちでどのように分けるかという問題は、
遅かれ早かれ、みなさんにかかわる問題なのだと意識させられます。

当研修では細かいノウハウを色々と教えていただきましたが、
座長の先生が終始一貫してお話されていたのは、相続の相談に来られたお客様のお話をとにかくじっくりと伺うということ。

まずは、お客様の情報を得るため。
お客様自身が気づいていない重要な事実を察知するため。
そして、お客様との信頼関係を築くため。

初回のご相談では充分な時間をかけるべきとのこと。
特に女性の場合には、話を聞いて欲しいというお気持ちが強く、それを察することが大切である、と。

どのようなご相談でも、お客様のお話をじっくりと聴くのが第一であるのは変わりませんが、
許認可手続のご相談とは異なり相続は複雑な人間関係感情も絡むものであり、
お客様のお気持ちに寄り添うことをより強く意識しなければなりません。

また、話に直接現れない事実にも神経を研ぎ澄まさなければならないため、鋭い洞察力・観察力も要求される分野だと思いました。

当研修会は、ざっくばらんに座長にお尋ねしながらの双方向の講義で、
同業の方が実際にかかわった案件についての具体的な質問内容も非常に勉強になります。

また一つ幅が広がりました。