岐阜商工会議所主催 女性のための創業塾 第3回目に参加しました。
岐阜商工会議所主催 「女性のための創業塾」 第3回目に参加しました。
今回は、
① 契約の基礎知識
② 創業まで、創業後の社会保険・助成金の活用の仕方
~女性のライフプランと関連して~
③ 人材にまつわる法律・手続きを知る
~人材の募集採用から退職まで~
④ ビジネスプラン作成ワーク
の4時限。
1限目。
某弁護士の先生より、弁護士業界の実情、経営者の役割、契約とは、契約書の作成方法、債権管理・回収、弁護士費用について学びました。
わたしも行政書士として契約書の作成に携わることがありますが、
「まずは経営者自身が問題点を特定してから専門家に相談すること!」という言葉がとてもよく響きました。
行政書士が契約書作成のご依頼をいただいたとき、
将来生じうる法的問題点をできる限り押さえて完成させますが、
結局のところ、その業界に最も詳しいのは事業主ご本人です。
事細かに業界の内容、特有のルール、問題点をリストアップしなければ、
せっかくの契約書も単なる雛型の範疇を超えないリアリティのないものになってしまいます。
わたしが生きた契約書を作成させていただくためにも、
事業主の方との密なコミュニケーションと現場主義を大事にし、
行政書士としてのヒアリングスキルを高めていかなければいけないと思いました。
2・3限目。
某特定社会保険労務士の先生より、
女性創業者が知っておきたい社会保険の基礎知識、初めての人の採用・雇用管理、初めての助成金について学びました。
現在専業主婦の方を念頭におき、その女性が個人事業主になったら、
経済的にどんな変化があるのか、
どのようなシステムを利用できなくなるのか、
制度のしくみとともにリスクを分かりやすく教えていただきました。
興味深かったのは、受講者の方々が口々に
「今まで社会保険とか雇用保険とかの仕組みをしっかりと知る機会がなかった」
「勤めていた会社は何も教えてくれなかったので、いつの間にか手続期間が過ぎていた」
「今までパートしていた会社ではぞんざいに扱われていたんだなと、今気づいた」
とおっしゃっていたことです。
会社側がじっくり説明していなかったり情報開示していなかったりする場合もあるでしょうし、
伝えていたつもりもその伝え方があやふやだったという場合もあるでしょうし、
なかなか難しいものですね。
とくに社会保険制度は、生活していく上で必要な知識だと思います。
4限目。
わたしともう一人の受講者が自身の事業計画をプレゼンした上で、みなさんと構想を語り合いました。
もう一人の発表者の方は、長年あたためてきた事業をちょうど今月下旬に開始されるとのこと。
現実の問題や課題は個々それぞれありますが、
夢を叶えたいと前に向かって取り組んでおられる方からは素直に元気がもらえます。
オープンされたら、わたしもお訪ねしようと思っています。
貴重な出会いに感謝。